イリノイの閑話休題強盗

The Illinois kanwaQ-die Bandit

与太話なしでは生きていけない作家・吉川良太郎ブログ


18世紀英国医学ロマン『解剖医ハンター』(吉川良太郎 原作=脚本)
徳間書店より全三巻発売中。
*原作に関する虚偽情報にお気を付けください。
また上の事情によりコメントは承認制にしました。
詳細はプロフィール欄を参照してください。

SF短編アンソロジー『SF JACK』
角川書店より発売中。
更新しました

前回『ニンジャバットマン』オススメ記事を載せたついでに

某SNSで書いてたバカ日記をいくつか転載してみましたが

意外と多くのお運びでちょっとビックリ。

こんな過疎ブログでもまだ見ておられるお客さんがいるのだなあ。

 

じゃあもうちょっと、ということで

さらにいくつか転載しました。

暇つぶしにどうぞ。

| 吉川良太郎 | - | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記

フランス人に

「生きていくのに一番必要なものは?」

とたずねると老若男女十中八九が

「愛」と答えるそうな。

男女のそれだけでなく家族愛や友情も含めて。

日本人は斜に構えた感じで「金」と答える気がする。

 

これだけ聞けばさすがフランス人はロマンチストだねとしか思わないけど

実際の彼らは欧米で一、二を争うケチであることは有名だ。

よく言えば経済観念が発達しているというべきか。

しかしフランスの歴史をふまえて上の質問の答えを考えると彼らは

「金が役に立たなくなる可能性」

を知っているんじゃないか

と、ふと思った。

 

プロシアに包囲されたりナチスに占領されたり(ドイツばっかりだな)したとき

頼りになるのは

「どれだけ金持ってるか」

より

「どれだけ友人がいるか」

だと。

 

無法の野盗集団が

「こんなもん今じゃケツを拭く紙にもなりゃしねえぜ!」

と一万円札の札束を投げ捨てて水と食料を奪っていく

『北斗の拳』第一話のあの世界になったら

そりゃ親戚が牙一族だとか拳王軍に友達がいる

とかの方が断然生き残れるもんな。

 

愛って大事。

と思って、ももさんの頭をなでてみた。

 

 

あ! でも言い方を変えると愛というより

「コネが大事」ってことかもしれない!

日本もフランスも、ものをいうのはコネですよ! コネコネ社会ですよ! 妻ー!(福満しげゆき風)

 

 

無論、どっちもあれば万々歳なのですが

備えあれば憂いなしなので

今のうちデビルリバースあたりと友達になっておきたいです。

 

「あんちゃんだよー、おまえのあんちゃんだよー」

「えー、ほんとにあんちゃんかー?」

 

最後はまとめてケンシロウにボコられますが。

| 吉川良太郎 | - | 04:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記

ももさんと話してて、なぜか『DRスランプ』の話題になる。

あのギャグのムチャクチャさって最近のマンガでは見ないねとか。

 

「『アラレちゃんのパンチで吹っ飛んで地球一周して戻ってくる』

というギャグを現実にやったら

たぶん軽く音速の壁を超えてるから

空気摩擦で燃え尽きるか焼け焦げた肉塊が背後から高速で飛んでくる

というホラーな状況になるんだろうね」

 

怖い話になってしまったのでそこで終わった。

いつものことよ。

| 吉川良太郎 | - | 03:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
なんとなくクリスタルスカル

というタイトルをふと思いついたが

どんな話なんだか見当もつかずそしてぼくは途方にくれる。

たぶんインディ・ジョーンズがなんとなく水晶ドクロの謎を解くんだよきっと。

| 吉川良太郎 | - | 03:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
薔薇とサムライと猫とKISSと

劇団新感線の舞台『薔薇とサムライ』を見て以来

ももさんが「天海祐希になりたいなりたい」と夢中になっている。

「天海さん超カッコイイ!!」

宝塚を見たら案外ハマるのかもしれない。

 

「じゃあぼくは猫になりたいです」

「なぜ対抗する」

「がんばって『メモリー』も歌えるようになるよ」

「そっちか」

 

ためしに歌ってみたがメ〜モリ〜♪ しか歌詞を知らないのであとは鼻歌だった。

 

「じゃあKISSのドラムの人でもいいよ」

「なんでもいいんだね」

| 吉川良太郎 | - | 03:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ふるさとのなまりなつかし

昨晩、夕飯作ってたら

冷蔵庫を開けたももさんが

イカの切り身をにんにくとしょうがと酒と醤油につけたのを発見。

 

「いーにぃがする」(いい匂いがする)

 

ふるさとのなまり懐かし。啄木。

なんか和む。

 

もしもソムリエ田崎真也が新潟弁だったら。

「このワインはどうかしら?」

「ばっかいーにぃがすんられ」(とてもいい香りがしますよ)

ワインには向きませんね。

 

イカはから揚げにしてサイドメニューにしました。

| 吉川良太郎 | - | 03:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
贋作 ふしぎなメルモ

『ふしぎなメルモ』のメルモちゃんはキャンディによって過去・現在・未来を行き来するが

これは古代インドのウパニシャッド哲学における三神一体(トリムルティ)の顕現であり

赤いキャンディは赤方偏移、つまり膨張宇宙、

青いキャンディは青方偏移、つまり収縮宇宙を表す。

フフフ……手塚先生が「神」と呼ばれたのは故なきことではない。

マンガの神は作品の中に、宇宙の真理と未来の予言を暗号として記しておったのじゃ。

エリアーデという学者は、古代人は手塚治虫を宇宙と同一視していたとまで言っておる。

 

いや言ってないと思うが。

 

諸星大二郎『暗黒神話』風メルモを思いついたのでメモしておく。

| 吉川良太郎 | - | 03:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記

洋楽聴いてて歌詞の意味わからんのになんか気持ちいいのは

細かく韻を踏むからなんだな。

たぶんこれは西欧の伝統なんだろう。

フランスの17世紀の演劇とかは

「全セリフが二行一対で脚韻を踏んできっちりリズムを保ち

しかも波乱万丈の物語が展開してきちんとオチる」

という狂気の沙汰を

「いやあ基本ですよ」

ぐらいの感じでやっててビビるのだが。

これは「詩の朗読」という文化の有無が大きいんだろうか。

ブコウスキーも朗読会でちょくちょく小金を稼いでいたというし、

欧米ではいまも健在な文化なんだろう。

 

日本の詩の伝統って

「最近、普通に書いてても文章が勝手に七五調になる」

とエッセイでいってた晩年の久世光彦みたいな人をのぞけば

たぶん大正・昭和あたりでいったん断絶してるんだろうなあ。

 

といったことをロブ・ゾンビ『American witch』を聴きながらぼんやり思った。

懐かしいお化け屋敷みたいな。古き良きメタル。

| 吉川良太郎 | 音楽 | 16:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ナムジ

このところ日本史が面白いので安彦良和『ナムジ』を読む。

 

奴隷の少年ナムジ(後の大国主)の立身出世に、

実在の人物として描かれるスサノオとかスクナヒコナとかが入り乱れる日本古代史ロマン。

 

日本と天皇制のルーツを探っていくという壮大なテーマだが、

なにしろ神話の時代のもっとも謎めいた部分「国譲り」を大胆な仮説、

というか空想で語っていくので、著者曰く学問的な裏づけは乏しいのだそうだ。

そうだ。これはただの物語だ。

だが古代も近代も国家はずっとそういう風にやってきた。そしてこれからもだ!

 

誰に力んでいるんだか自分でもわからないが、大変面白かったです

 

日本神話の知識がないとちょっとツラいかも知れないけど、

イナバのシロウサギとかスクナヒコナとオオモノヌシとの交代とか

うまくリアルな設定に落とし込んでるなあ。

でも話がいまいちオチてないなーと思ったら続編があるのだった。なんだ。

だが古代も近代も国家は以下略。

 

しかし安彦良和の描く少年〜青年てどうしてこうも色っぽいんだろうか。

「馬に乗った勝気なお姫様に縄で引きずられてフンドシ一丁で全力疾走させられる奴隷少年ナムジ」

とか

半裸でスサノオとレスリングしてアームロックかけられ悶絶するナムジ」

とか田亀源五郎のゲイアートみたいだ。

| 吉川良太郎 | - | 16:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
リ・インカーネーション

「貧乏はするもんじゃありません。味わうもんですな」

と言ったのは古今亭志ん生。

 

パリの場末の貧窮生活のなかで

「生活など召使いに任せておけばよいのだ」

と嘯いていたのはヴィリエ・ド・リラダン伯爵。

 

この二人、 ちょうど入れ替わるみたいに

誕生と死去が重なってることに

さっき気がついた。

リラダンが死んだ直後に志ん生が受胎したような具合で、

なんかおもしろい。

| 吉川良太郎 | - | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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