イリノイの閑話休題強盗

The Illinois kanwaQ-die Bandit

与太話なしでは生きていけない作家・吉川良太郎ブログ


18世紀英国医学ロマン『解剖医ハンター』(吉川良太郎 原作=脚本)
徳間書店より全三巻発売中。
*原作に関する虚偽情報にお気を付けください。
また上の事情によりコメントは承認制にしました。
詳細はプロフィール欄を参照してください。

SF短編アンソロジー『SF JACK』
角川書店より発売中。
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雑記

洋楽聴いてて歌詞の意味わからんのになんか気持ちいいのは

細かく韻を踏むからなんだな。

たぶんこれは西欧の伝統なんだろう。

フランスの17世紀の演劇とかは

「全セリフが二行一対で脚韻を踏んできっちりリズムを保ち

しかも波乱万丈の物語が展開してきちんとオチる」

という狂気の沙汰を

「いやあ基本ですよ」

ぐらいの感じでやっててビビるのだが。

これは「詩の朗読」という文化の有無が大きいんだろうか。

ブコウスキーも朗読会でちょくちょく小金を稼いでいたというし、

欧米ではいまも健在な文化なんだろう。

 

日本の詩の伝統って

「最近、普通に書いてても文章が勝手に七五調になる」

とエッセイでいってた晩年の久世光彦みたいな人をのぞけば

たぶん大正・昭和あたりでいったん断絶してるんだろうなあ。

 

といったことをロブ・ゾンビ『American witch』を聴きながらぼんやり思った。

懐かしいお化け屋敷みたいな。古き良きメタル。

| 吉川良太郎 | 音楽 | 16:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ライブ
筋少と人間椅子のライブ
 「地獄の決定打! 筋肉少女帯VS人間椅子VS人間筋肉少女椅子帯」
に行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!(!マーク自己新記録の期待)

行ってきました。
濃かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(そして塗り替えられる記録)


でももう体力の限界なので今日は寝ます。
| 吉川良太郎 | 音楽 | 02:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
12月29日は
 シャンソンの日なのだそうな。
有名な「銀巴里」が閉店した日なのだそうな。
新春だったらよかったのに。
いや別によかないか。


金子由香利「ラ・ボエーム」
http://www.youtube.com/watch?v=0Uu1YRQVWY4&feature=related

美輪明宏「ラ・ボエーム」
http://www.youtube.com/watch?v=f0o5BsrFnNM&NR=1


聞き比べてみるのも一興。
| 吉川良太郎 | 音楽 | 11:58 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
本当は黒い藤岡藤巻
ももさんに教わった本当は黒い藤岡藤巻


藤岡藤巻『死ね! バレンタインデー』


わはは!
なんでこの人たちポニョの主題歌に採用されたんだろう。
| 吉川良太郎 | 音楽 | 02:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
秋なので
「最近ちょっと太った?」
とももさんに言われる。


(人間椅子「肥満天使」+Rammstein「Keine Lust」)



「似ている有名人:ニョロニョロ」
とももさんに言われてたけど、
いまのうち気をつけておかないと
そのうちムーミンになってるかもしれないねフローレン。
「だれがフローレンだ」
今日から気をつけよう。

でも
「メインディッシュのデザートは甘さ控えめ、じゃないやつ♪」
これは賛成だ。
明日から気をつけよう。

でも友人O君のママンからいただいた栗の渋皮煮をアイスクリームと食べると
大変に大変に美味であることを発見してしまいました。
明日の次の日から気をつけよう。

| 吉川良太郎 | 音楽 | 17:24 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
パップラドンカルメの都市伝説
ももさんがいまだに聞くと背筋がゾクッとするという曲
『パップラドンカルメ』(作詞:海友彦 作曲・佐瀬寿一)
http://jp.youtube.com/watch?v=3rqVdb6dGmc


ぼくは小さいころ『ポンキッキ』で流れてたこれが大好きだったんだが。
パップラドンカルメとは子供らの間で噂になっている「みかくにんおかしぶったい」
あれこれ情報が出てくるのだが

「うわさによればパップラドンカルメというものは
クリームみたいに まっしろで カステラみたいに しかくくて
プリンみたいな あじもする ケーキみたいな あじもする」
「マシュマロみたいに ぷあぷあで ポップコーンみたいに もこもこで
バナナみたいな あじもする メロンみたいな あじもする」


すべて噂に過ぎず真相は藪の中。
なんだかジャイアンシチューみたいだが、一応すごくおいしいものらしい。
ももさんはこれを聞くと得体の知れない不安な気持ちになるのだそうだ。

それでふと思ったのだけど、これは今でいう「都市伝説」の伝播を扱った歌なんだな。
しかしあの時代に「都市伝説」なんて言葉はまだなかったと思うんだが。
ぼくの記憶がたしかならこれが発表されたのは、いとうせいこう『ノーライフキング』より早いかもしれない。
ひょっとして、初めて「都市伝説」(Urban legend)という言葉と概念を生み出し研究対象にしたJ・H・ブルンヴァン『消えるヒッチハイカー』より先かもしれない。
調べてみたら『ノーライフキング』が88年、『消えるヒッチハイカー』が81年。
『パップラドンカルメ』の登場がいつかはわからなかったんだけど、ぼくがまだポンキッキを見ていた頃だから、おそらく『消えるヒッチハイカー』がアメリカで刊行された時期とおなじくらいか。
いずれにせよ、やはり都市伝説という言葉はまだ日本にはなかったはずだ。
子供番組とあなどれないポンキッキの中でも、パップラドンカルメは実はすごく先鋭的な歌だったんじゃなかろうか。



とか書いてて実は作詞の海友彦さんがJ・H・ブルンヴァンのペンネームだったりしてこのブログを読んだ本人から
「バレては仕方がない。あれはワシが著作のコマーシャルソングとして作ったのじゃ!」
とかメールをくれたりしたらもう最高なんだが。
「『SOSペンペンコンピュータ』と『コンピューターおばあちゃん』はW・ギブスンに影響を与えたのじゃ!」
「なんだってー!」
「さらに『きょうりゅうがまちにやってくる』は『ジュラシック・パーク』を先取りしたのじゃ!」
「ななんだってー!」
「『プラネットテラー』もワシの作った『ホネホネロック』のパクリじゃ!」
「ななななんだってー!」
「『ゴーストバスターズ』のマシュマロマンも『おふろのかぞえうた』のパクリじゃ!」
「せ、先生! 先ほどからうかがっておりますと作詞者がもうバラバラのような」
「馬鹿め! 都市伝説という情報社会の盲点を極めつくしたワシには誰にも気づかれず複数のペンネームを使い分けるなど造作もないことよ! 民俗学者ブルンヴァンもいわば無数のパップラドンカルメのひとつに過ぎぬ! そしてこのサブリミナル音楽によって洗脳した子供らが成長したまさに今、なんかこう海野十三とかガン=カタが出てくる映画っぽい近未来ユートピアをアレするのがワシの野望なのじゃ!」
「う、うわあああああああ!!!」

勝手なことばかりかいてますが実際どうなんでしょう先生!






| 吉川良太郎 | 音楽 | 04:23 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
心の一曲
「おとぎ話に叔父貴がほのめかす 遠きヒマラヤ古(いにしえ)の種族
テケリ、テケリと地底に木霊する 光とどかぬ禁断の叡智
行方知れずの叔父貴はいずこ」

(人間椅子『狂気山脈』)


クトゥルー神話をモチーフに歌詞を書くというのは
海外のヘヴィメタルとかではちょくちょくあるそうだけど
日本では浅学にしてこのバンド以外は知らず。
デビュー曲『陰獣』の歌詞も実は江戸川乱歩の同名小説ではなく
クトゥルー神話がモチーフだと思うんだが、どちらかといえばこっちが好きだ。
でも実家の姪っこからみるとぼくはこんな風に見えてるんじゃなかろうかと思うと
「この歌わたしを歌ってる わたしの心を歌ってる♪」(筋少)
な気持ちになるのだった。
オジサンハ心ノ優シイモノカキデス。
夢ト希望ノアフレル、愉快ナオハナシヲ、書イテイマスヨ。
デモR12指定ニシテオキマスカラ、シバラクオ待チナサイ。
(『泣いた赤鬼』風)

「叔父貴たずねてあれから十年 ここは崑崙山!
茶売り娘の歌に聞こえるは あれはシャンバラ!
そこな旅人秘密がほしいか さればあの山へ!
狂気! 狂気! 狂気!」

(同上)

どこに行ってるんだ十年後のぼく。



ところでギレルモ・デル・トロが『狂気の山脈にて』を撮るって話どうなったのかな。
| 吉川良太郎 | 音楽 | 15:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
すごいよ! 谷川さん
谷川俊太郎作詞 武満徹作曲「死んだ男の残したものは」
歌詞↓
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/shindaotokono.html
いつだったか夏木マリがこれをシャンソン風に歌ってるのを聴いて
じわっときたことがある名曲。


なんだけどもひょっとしてコレのセルフリメイクなのではと気がついた。
谷川俊太郎作詞 林光作曲「ひとくいどじんのサムサム」
歌詞↓
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/hitokuidojinno.html
| 吉川良太郎 | 音楽 | 02:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
へび少女
「人など好きになったから
おまえ今日からへび少女
人など好きになったから
おまえ今日から大人だよ」

(「へび少女」作詞作曲:楳図かずお)




楳図かずおが70年代にシンガーソングライターもやっていた
ということは知っていて、
この歌も『まことちゃん』がよく歌ってたので
冒頭の歌詞だけは知ってたんだが
初めて全歌詞とメロディを知ることができた。
(歌詞はちょっと替え歌になってるが)
インド歌謡風とは意表を突かれた。
「へび使いのイメージ」でインドなのかと思ったが
このシタールの響き、「不安定な気分になるメロディ」が歌詞とよく合ってる。
まあヴォーカルは楳図かずおではなく初音ミクの、
某監督いうところの「こういうのは娼婦の声だ!」なわけですが
いいじゃないの。娼婦声。黒沢年男とか。違う。
閑話休題。
画像の演出も面白いなあ。
この歌詞は倉橋ヨエコとかのカバーで聴いてみたいなあ。


タイトルが同氏の超有名な怪奇マンガと同名なので
もっとホラーメタルみたいな詞かと思ってたが
こんな青春残酷物語チックな作品だったとは。
「おまえ今日からへび少女」
といきなり死刑宣告みたいな突き放し方なのに
「体だけは大事にしろよ」とか
「つらけりゃいつでも帰って来いよ」とか
椅子からずっこけそうになる不器用な言葉が
南こうせつの『妹よ』みたいでむしろいいです。

あと、平沢進以来はじめて
ぼくの勧めた音楽がももさんの趣味に合いました。


| 吉川良太郎 | 音楽 | 01:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アポロ陰謀説
や、やっぱりそうだったのかッ!

ラムシュタイン「Amerika」


曲もいいけどなかなか皮肉の利いたPVで愉快。
歌詞はドイツ語なんでさっぱりだけども
「We,re all living in America」
とこの映像だけでだいたい意味がわかるな。
ヴンダバ。
アメリカに染まってるのがアジアとアフリカばっかり
(でも歌詞に唯一「パリでミッキーマウスがどうたら」
とあるところにドイツの屈折した感情を感じます)
な件については二三時間問い詰めてみたいが。


アポロ陰謀説ってなに?
という方はこちらへどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB%E9%99%B0%E8%AC%80%E8%AB%96
| 吉川良太郎 | 音楽 | 03:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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