イリノイの閑話休題強盗

The Illinois kanwaQ-die Bandit

与太話なしでは生きていけない作家・吉川良太郎ブログ


18世紀英国医学ロマン『解剖医ハンター』(吉川良太郎 原作=脚本)
徳間書店より全三巻発売中。
*原作に関する虚偽情報にお気を付けください。
また上の事情によりコメントは承認制にしました。
詳細はプロフィール欄を参照してください。

SF短編アンソロジー『SF JACK』
角川書店より発売中。
ウソ企画『走れメロス』
  ステイサム  
メロスは激怒した。
体内のアドレナリンが一定値を下回ると即死するという毒物を盛られたからだ。
暴君を倒すため、そして人質にとられた友のため、メロスは走る!
主演は『アドレナリン』のジェイソン・ステイサム。
親友セリヌンティウスを『ザ・タウン』のベン・アフレック、
邪知暴虐の王を麿赤児が好演。
三百人の山賊に単身立ち向かう格闘シーンなど見所が満載だ。
「いのちが大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」
「はずれだ。三日後に正解を教えてやる」


『アドレナリン』見ててふと思いついた。
意外といけそうな気がする。


「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。
私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。
君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」
「いいんだな?」



いかんバッドエンドになってしまった。
| 吉川良太郎 | 映画とか | 16:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記
ちょっと前の話だけど
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』見てきた。

もうとっくに公開も終わってDVDも出てるんだが
近所の映画館が「もう一度だけ爆音上映してやんぞコラー!」という。
公開時に諸々の事情で見逃して仕方ないそのうちDVD借りようとか思ってたんだが
これはきっと
「この作品は劇場で見ておきなさい。ためになるから」
という神様の思し召しであろう。
もしくは映画館の支配人がぼくに気があるかだ。
恍惚と不安に震えながら映画館へ。

感想は、まあそのうち。
とりあえず、ぼくは二時間ニコニコしっぱなしでした。


軍楽隊(?)の皆さんは秀逸なアイデアだなあ。
| 吉川良太郎 | 映画とか | 00:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記
Q.なぜワシントンの父は桜の木を切ったと告白した息子を叱らなかった?
A.息子がまだ斧を持ってたから。

というアメリカンジョークを
映画『リンカーン/秘密の書』
(若きリンカーン大統領が銀の斧で吸血鬼を殺して回る話)
の予告編で斧をトンファーのようにぶん回す主人公を見て思い出したんだが
あれやっぱり「ワシントンの斧」とかだったりするんだろうか。
なんかこう「ロトのつるぎ」みたいな感じで。

実際のリンカーンは身長6フィート4インチ(193センチ)、
若い頃プロレスラーやって食ってた時期がある
(当時だとサーカスとかカーニバルのそれだろうか。そこはよくわからない)
と聞いたことがあるので予告編見る前はプロレス技で吸血鬼を殺すのかと思ってた。
アイアンクローで心臓をつぶすとか。
吸血鬼の怪力を殺すには関節だ! 関節をとれリンカーン!
邪眼で攻撃してきたら毒霧殺法だ!
全然そんな話じゃないようですが。


スピルバーグもリンカーンの映画を撮ったけど、
リンカーンが流行ってるのかね。
オバマが再選したせいかな。



(mixiから転載)
| 吉川良太郎 | 映画とか | 03:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スペル
今日見た映画。

サム・ライミ『スペル』

いじわるばあさんVS銀行員の三日間戦争。
原作・漫画太郎と言われたら信じそう。


なんだか懐かしい雰囲気のホラー映画だったけど
サム・ライミ監督が『死霊のはらわた』で名をはせたのは
もう三十年も昔なんだなあ。
ちなみに来年リメイク映画が公開されるそうな。

| 吉川良太郎 | 映画とか | 05:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
猿の惑星 創世記

2011113

『猿の惑星/創世記』についてメモ。

・なんとなくジョン・ウー映画を観た後のような感じがするのは何でだろう。
と思ったら、これロマンス要素がゼロなんだな。
飼い主の男が恋人といちゃついたりはするが、
それは主人公(サル)の疎外感を表す背景でしかない。
で、飼い主との愛と友情、裏切り、絶望、決意ときて
「奪われた誇りを取り戻せ!」とサルたちの一大蜂起が始まる。
そこにも別にサル同士のロマンスとかはないが、命がけの友情は描かれる。
しかもそこでペラペラしゃべったりメソメソ泣いたりしない(サルだからだけど)
実にハードボイルドなおさるたちの挽歌。

そして怒りと悲しみでストレートに大暴れするモンスターではなく
着々と仲間を増やし人心(サル心?)をつかみ教化していく
主人公のクレバーな革命家ぶり。

そうか、彼は旧シリーズにおける革命家なんだった。

・サルゆえにセリフがほとんどない分、役者の演技と象徴的なシーンで
主人公の心理の動きを演出していく。好きだこういうの。

・欲を言えば、ほとんど人が死なないし人間文明崩壊まで描かれないのが残念。
残酷シーンがないのでももさんでも見られるよと薦めてみたが
全編おさるが大活躍な映画には別に食指が動かないようだった。

・ハリウッド映画につきもののロマンス要素なしという点と
『キングコング』は日本ではコケたことを考えると
ちょっと不安な気持ち。続編作る気満々だそうだが。


・しかしマーベルのヒーローが全員猿になる『マーベルエイプス』とか
二十一世紀に『キングコング』リメイクとか今回のこれとか

アメリカ人はどんだけサルが好きなんだろうか。



・クライマックスは101匹おさる大行進。
すげえ! オランウータンすげえ! そしてゴリラが泣かせる!

筋肉はゴリラ! 牙はゴリラ! 燃える瞳は原始のゴリラ!

しかしハートは男の中の男! ゴリラは己を知る者のために死す!


・映画を観終わった後、
主人公が初めて人間に反逆するシーンの、実にシンプルでショッキングな演出を
心の中で真似するひとまねこざるのジョージと化したぼくがいた。
真似したくなるシーンがある映画って好きだ。

 

・女性はどうかわからんけど、男性にはオススメ。

| 吉川良太郎 | 映画とか | 05:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記
 『アポロ13』って映画はタイトルだけ知ってて見てないんだが
『ロッキー』の親友アポロのスピンオフと(わざと)勘違いして想像してみる。
もう13作目ってどんだけ面白いんだ。
| 吉川良太郎 | 映画とか | 06:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記
「のぼうの城」を見てきた。ももさんと。
漠然と『300』とか『13人の刺客』みたいなのを想像してたけど、
というかすでに前例が多くある「少数精鋭VS大軍団」パターンで
どう新しいことをするんだろうという興味で観に行ったんだが
なるほどこの手があったか。
それはそれとして野村萬斎が顔を白塗りにして歌い踊るシーンで
「マリリン萬斎」
という言葉がふと頭に浮かんで他のお客とは別の理由で笑いそうになった。


「野村マンソンてどうだろう」
「どうだろうと言われても」
野村萬斎のライバルキャラとかでどうか。
オバQに対するドロンパ的な。
キャラってなんだキャラって。


ついでに。
マリリン・マンソン「モブ・シーン」

http://www.youtube.com/watch?v=HjYLQFhllE0
| 吉川良太郎 | 映画とか | 06:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
雑記
DVDで『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』を観る。

遠い宇宙にあるサイバトロン星は善玉と悪玉の内戦で壊滅。
なんやかんやあって善玉は地球に移住。
またあれやこれやあって正式に受け入れられて
「地球は第二の故郷」とかいって世界平和のためにがんばってます。
という設定はなんかに似てるなと思ったら、
バルタン星人だった。
(ボートピープルが地球移住させてといったら問答無用で皆殺しに)

なんでこんなに違っちゃったんだろう。
と『ブラックラグーン』の米特殊部隊と交信するバラライカ姐さんのような気持ちになった。
| 吉川良太郎 | 映画とか | 02:48 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
映画見てきた

現在、複数の仕事を同時にやってるんだが
頭がこんがらがってくるので、
息抜きと勉強を兼ねて一人映画トライアスロン。
青白い顔にジーパンTシャツの落ちぶれたドラキュラ伯爵みたいな姿で
久しぶりに映画館へ。
帰ってからDVD一気。

『ダークナイト・ライジング』
『おおかみこどもの雨と雪』
劇場で。
『アイアンマン2』
『レスラー』
『スーパー!』
DVDで。
おおむね満足。



『おおかみこどもの雨と雪』
誰に感情移入しながら見たか、
と、ももさんに問われて
「監督」
と答えたら意外そうな顔をしていた。
だいたい映画はそんな感じで見てます。
例外は『戦場のピアニスト』ぐらいか。
だいぶ前だけど日記に書いたのでその話はしない。

批判的な意見(特に女性)もけっこうあるそうだけど、
こういう世界を全肯定するような前向きな作品というのは、
正直、自分はなかなかできないので(死ぬほど頑張っても『解剖医ハンター』)
興味深く見ました。
子役うまいなあ。


『ダークナイト・ライジング』
一人で。
前作を別モノ(ないし別次元)と考えれば、
一応、料金分は十分に楽しめるアクション映画でした。
前作でショックを受けて虜になった人間の不満はともかくとして、
しかし原作ファンはこれに満足するんだろうか。わからん。

前作のジョーカーには強烈な現代性があったと思うのだけども。
某映画評論家氏がジョーカーをミルトン『失楽園』のサタンと比較していて
「そう、それそれ!」とぼくは膝を打って納得していたが、
僭越ながら一つ付け加えるなら、彼は十七世紀のサタンが持っていなかった
「現代的な」武器を持っていた。
それゆえあの邪悪な狂人がこれほど魅力的なのだろうと。
語るのが面倒なので『ボーリング・フォー・コロンバイン』を思い出したとメモしておく。
C・ノーラン監督のジョーカーは、ミルトンのサタンやゲーテのメフィストフェレスと並ぶ、
歴史的な「悪魔」のイコンたりうるだろう。

あとキャットウーマンのネコミミのアイデア(コスプレじゃないのだ)にちょっと感心。


『レスラー』
主人公の、落ちぶれた元プロレス界のスター、ランディ・〈ザ・ラム〉・ロビンソン。
その変なリングネーム(作中ではだれもツっこまない)が示す通りの
迷える子羊であり、生贄の羊である男の話。ツラい話だ。
なんというか、観客の精神年齢を試してくる映画だなあ。
キリスト教についてある程度の知識がないと、よくわからんかもしれん。


仕事に戻ろう。

| 吉川良太郎 | 映画とか | 16:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
銀河鉄道の夜
ケーブルTVで『銀河鉄道の夜』(85年)やってた。
ももさんが観たことないというので二人で視聴。
最初に見たのは中学生のころだったが
いま見てもぜんぜん古さを感じないからすごい。
おなじ印象は寺沢武一の名作SFマンガ『コブラ』でも感じるんだが
これはまた別のベクトルで。
なんというかデザインのセンスが突き抜けてるんだな。これもコブラも。


ジョバンニが赤い屋根の街並みを家へ走るシーンで
「これ一枚の絵であったら欲しいなあ」
と、ももさんが言った。
| 吉川良太郎 | 映画とか | 01:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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